サーバーエンジニアが担う仕事の役割

サーバーエンジニアは、企業が運用で使うコンピューターシステムの運用・保全を総合的に任される仕事だ。

サーバーエンジニアが主に担当する業務として、設計・機器の構築・運用や保守の3つがある。

最初にサーバーシステムを、障害が起きないよう動くことができるように設計する。使用する用途やユーザーが使用する規模により、組み合わせる機器を選定していく。24時間365日稼働するシステムなので、トラブル発生時の対応も組み込んで考えておく必要がある。

次に、設計に応じた容量の部品を調達して、組み合わせて物理的にコンピューターを構築していく。電源からケーブル配線、CPUなどを取り付けていき完成させる。完成後に作動させて正しくシステムが動くかを確認するまで、エンジニアとして気が抜けない作業である。部品一つ間違うだけで思うように動かなくなるので、神経を使ってしまう。

最後は運用だ。サーバーが動き始めたら、24時間365日止まることがないシステムの保守と運用が始まる。トラブルが発生すれば直ちにシステムの修正・部品の修理などを行う。他にもデータの定期的なバックアップや、OSのアップデートなどがある。状況に応じて変更も加えていきながら、常に管理していく必要がある。

サーバーエンジニアが持っておきたいスキルが、セキュリティ関係だ。システムの保守管理をする以上、ハッキングやコンピューターウィルスの脅威も意識しておく必要があるからだ。