システムエンジニアに求められるスキルと資質

システムエンジニアはたくさんのスキルが求められる。
まず、聞き取る力(ヒアリング力)が必要だ。顧客がシステムを使って何をしたいのか、どんな問題をクリアしたいのかを聞き取る。顧客は表現が曖昧なことがあり、こちらが相手の真意を見抜き誰でも理解できる言葉で、わかりやすく内容を伝える力が必要である。

次に、ハッキリ相手に説明できる提案力である。顧客は、無理な事を理解していない状態で交渉してくる。できないことをわかりやすく説明して、納得してもらえるよう努めていくことが大事だ。

システム開発は遅れるのが当たり前。顧客との交渉・調整を密に行い、期日までスムーズに納品できるようにプロジェクトを進めるマネジメント力も必要である。

当然だが、プロジェクトは一人で進められるものでは決してない。必ず複数の人と協力して行う。顧客の要望を聞きながら、開発するメンバーと共に円滑に進めるためのコミュニケーション力が、プロジェクトの進行に大きく影響する。

論理的思考力も必要だ。複雑なシステムは1つ間違うだけで、まったく動かなくなる。その複雑に絡み合ったシステムの機能を分解して、順序よく最適に処理できる力が不可欠である。

システム開発は厳しいスケジュールを組まれることが多く、納期が迫るプレッシャーと戦いながらの仕事になる。精神的負荷に耐えられる資質のある人が向いている。完璧主義より力を抜いて気分転換できる柔軟性が必要だ。

IT業界は新しいプログラムが次々出てくる日進月歩の世界である。常に知識を増やすための勉強が必要だ。仕事が終わっても休日などにスキルアップのための学習が欠かせない。

ひと通りの一般的なシステムエンジニアに必要とされるスキルや資質を挙げたが、実情がどうなのかはこちらで確認してみてほしい。